不動産屋では自分の希望をそのまま伝えよう

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不動産屋では自分の希望をそのまま伝えようブログ:12 7 18


国際結婚すると告げたわしに
「聞きたくない…」と
父親は予想通りの反応をした。

わしも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

父親は野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、わしは大のトレーニング嫌い、
父親の期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、悪天候の中外に置き去りにした事もある。

わしとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
わしは父親が弟ばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、父親の前で素直になれなかった。

大学時代、わしは世界中を放浪して過ごした。
そんなわしをずっと心配してくれたのは母だった。
父親には黙って旅に出ていたが、
母は父親に全て話していたらしい。

その後、わしが商社に内定した時、
父親はわしを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「息子さんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
父親は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
わしが大学時代に出会ったシンガポールの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

母や弟、婚約者のためにも
父親との関係を修復しなければならない。

おととい、わしは実家に出向いて
父親をキャッチボールに誘った。

わしの投げる球は
父親の所まで届くのに精一杯だったが、
父親の球はわしの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初に口を開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

わしが返事をするより先に弟が来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

わしはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。
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