家賃の上限は決して崩さないで


家賃の上限は決して崩さないでブログ:16 12 18


未熟児で生まれたわしは病弱で、
小学校に入るまでは病院と縁が切れず、
入退院をくり返していた。

歌が得意なわしは、
ベッドの上でおもちゃのピアノを叩いては歌い、
看護婦さんにアメやチョコをもらっては、
上機嫌だったとお母さんに聞かされた。

「三つ子の魂百まで」と言うけれど、
わしのピアノ好きはその頃から始まったらしい。

わしは戦後の混乱の中で小学校に入学した。
先生のピアノ伴奏に合わせて歌いながら
わしもピアノがほしい、
弾けるようになりたいとずっと思っていた。

しかし敗戦後の衣食住にもこと欠く時代のこと、
バラック住まいのわしの家にピアノは高嶺の花だった。

わしが高校生になって間もない頃、
同じコーラス部に席を置く仲間の家に遊びに行った。

応接間に黒塗りのピカピカのピアノが鎮座し、
仲間が「弾いてもいいよ」と鍵を開けてくれた。

わしは学校にある壊れかけたオルガンで練習していた
「春の小川」を両手で弾いてみたが、
わしの春の小川はさらさら行かなかった。

仲間の家で恐る恐る触れた鍵盤のひんやりと冷めたい感触と、
腹にズンと響く重い音が、ピアノへの憧れを一層募らせた。

興奮さめやらぬわしは
その24時、親父にピアノを買ってほしいと懇願した。

親父は一瞬、困惑した表情をみせたが…

「この狭い家にピアノを置く場所が何処にある。
ピアノを弾く暇があったらもっと母さんの手伝いをしろ!」

吐き捨てるように言うと
親父は乱暴に障子を開け部屋を出て行った。

わしは唇をかみしめ、
親父の少し痩せて小さくなった背中を見送った。
それ以後、ピアノの事は一切口にしなかった。

東京 ホテル レストラン、今すぐアクセス
https://www.andaztokyo.jp/restaurants/jp/
東京 ホテル レストランドットコム

足立区 一戸建て 売却
https://www.home-plaza.co.jp/
足立区 一戸建て 売却

ダイヤ免税店
https://kuchikomi.eznavi.auone.jp/spot/00011_061069320
ダイヤ免税店

藤丸敏
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_giinprof.nsf/html/profile/372.html
藤丸敏、今すぐ


このページの先頭へ戻る